【プレスリリース】みんなで野生のニホンウナギを増やす「うなぎ食べ継ぐプロジェクト(うなつぐプロジェクト)」がスタート

2024年6月6日、プロジェクト発足の発表会を開催

株式会社エーゼログループ(代表取締役CEO:牧 大介、本社:岡山県西粟倉村、以下「エーゼログループ」)が運営事務局を務め「うなぎ食べ継ぐプロジェクト(略称:うなつぐプロジェクト)」を発足させました。本プロジェクトは、エーゼログループだけでなく、研究者・有識者・うなぎ料理専門店、鰻を食べる一般の方々も、一緒になって野生のニホンウナギを増やそうとするものです。同日開催のオンライン発表会には、日本全国から、数多くの一般の方にもご参加いただきました。

プロジェクト発足日にあたる66日は、ウナギにとってとても大事な日と言える「新月の日」です。
5月から9月の新月あたりの夜、ウナギたちはマリアナ海溝付近で卵を産んでいるとされています。6日の夜は長い長い旅の末にマリアナにたどり着いたウナギたちが卵を産み、そしてまたウナギたちの長い長い旅がはじまっているかもしれません。
本プロジェクトは、脈々と続いてきたウナギの命のリレーを続けていく意味を込めて、66日にスタートさせることにしました。

WEBーサイトURL : https://tabe-tsugu.jp/unagi/

◾️プロジェクトの背景

「食べる」+「継ぐ」=「食べ継ぐ」

今、ニホンウナギは激減してしまっています。
それは私たち日本人が、たくさんの鰻を食べすぎていて、そしてニホ ンウナギの生息環境を壊してきたからです。
私たちが食べるウナギのほとんどは、シラスウナギを河口で採り養殖池に入れて育てたものです。シラスウナギの漁獲量は減少傾向にあり、価格は高騰を続けています。価格が高騰するほどたくさん獲ろうとしてしまい、さらにシラスウナギが減っていくという悪循環に入っています。

シラスウナギが減少しているから、うなぎを食べないということではなく、うなぎを食べながら守る方法がないか、 うなぎを”食べ物”としても、”日本の文化”としても将来につなげていくための方法はないか。こうした思いから「うなぎ食べ継ぐプロジェクト(うなつぐプロジェクト)を発足させるに至りました。

◾️プロジェクトの概要及び参加方法

以下の3つの方法により、生産者だけでも、研究者だけでもなく、みんなで野生のニホンウナギを増やしていきます。

①うなつぐ会員になる(メンバーになる)

うなつぐサポート会員(年会費1口3000円)になっていただき、当プロジェクトをサポートいただきます。会費収入は主にウナギを増やして行くための研究と普及啓発活動(年次報告書の作成・発行を含む)に使います。
会員になっていただいた方には会員証と年次報告書を送付させていただきます。

※7月6日より会員募集を開始します。

②うなつぐ基金へのお支払い(サポーターになる) - お支払い金額の10%をウナギを増やす活動に –

うなつぐプロジェクトの対象商品・メニューの売上10%を野生のニホンウナギを増やすための活動(シラスウナギの買取と放流や生息環境整備など)に使わせていただきます。ただ鰻を食べて消費するのではなく、食べると同時にウナギを増やす費用も負担していただくことで「食べ継ぐ」を実現していきます。

※6月6日より対象商品・メニューの予約受付を開始し、提供開始は7月6日からとなります。

③ウェブを閲覧して一石を投じる(ビジターになる)

当プロジェクトのウェブサイトを見ていただいたり、コンテンツをシェアしていただくことで、ニホンウナギのことを知っていただく人を増やして行きます。当プロジェクトのウェブサイトのビジター数(月間UU)100人あたり、人の頭ぐらいの石を1つ水路等に入れていきます。石を入れることはウナギの生息環境を整備する上でとても大きな効果があります。

※6月分のビジター数(UU)よりカウントし、7月より石入れを開始します。

◾️うなつぐプロジェクトの対象商品・メニューについて

【八重洲 鰻はし本】
1947年創業、老舗の鰻専門店「八重洲 鰻はし本」さんにて、当プロジェクトの対象となる特別版の鰻重を新たにメニューに入れていただきました。
特大の鰻を丸々一匹使った深蒸しの肉厚ふわふわの鰻重です。

※予約受付は6月6日から、提供開始は7月6日からとなります。

商品 
・うなつぐ重  ¥7,700(税込)

【鰻・淡水魚 襷屋(たすきや)】
エーゼログループが運営する鰻・淡水魚を専門とする料理店です。
オンライン販売および西粟倉村内のエーゼログループ直営店(BASE101%)での販売からスタートします。
鰻は自社で養殖する「森のうなぎ」はじめ、厳選した国産養殖うなぎを炭火で丁寧に手焼きしています。
襷屋の全商品を当プロジェクトの対象商品としています。

 ※予約受付は6月6日から、発送開始は7月8日からとなります。

商品(冷凍真空パック)
 ・森のうなぎ 炭火蒲焼 中(約120g) ¥4,800(税込)
 ・国産うなぎ 炭火蒲焼 1尾(約200g※2~3人前)¥7,000(税込)

 ※その他の商品についてはWEBサイトにてご確認ください。

◾️エーゼログループ:うなぎに関するこれまでの取り組み

・ウナギ養殖

2016年から廃校となった小学校の体育館を利用してウナギ養殖をおこなっております。現在では、他の養殖場で育ちの悪かったニホンウナギを仕入れ、育て直す養殖に力を入れております。

・ビオ田んぼプロジェクト

2023年4月より田んぼの約1割の面積をビオトープにして稲作をするビオ田んぼプロジェクトを立ち上げ、自然と共生した持続可能な農業の模索、子供の遊び場や環境教育の構築に取り組んでおります。野生のニホンウナギの生息環境整備としても位置付けています。

・ウナギの放流試験

ニホンウナギの生態を研究する為にこれまで二度放流試験を実施。初回は2018年6月の若いウナギの放流試験。あいにく2018年7月に西日本を襲った豪雨の影響で、試験結果は分かりづらくなってしまいましたが、2019年の夏にもモニタリング調査を行っています。また、2024年4月にはウナギの稚魚(シラスウナギ)を田んぼへ放流。その後のモニタリング調査では成長も確認しております。

◾️検討委員の紹介

本プロジェクトは、当社と検討委員で構成する検討委員会でプロジェクトの方針や実施方法などを検討していきます。検討委員にはウナギに関連する専門知識を有し、プロジェクトに賛同いただいた方々に就任いただいております。

中央大学法学部教授 海部 健三(かいふ・けんぞう)氏
1973年東京生まれ。八王子東高校、一橋大学社会学部を卒業後、社会人生活を経て東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程を修了。現在は中央大学法学部教授として科学論や環境学など一般教養科目を担当。河川や沿岸域におけるウナギの生態研究のほか、ウナギを適切に管理する仕組みづくりに関する研究活動を行う。IUCN種の保存委員会ウナギ属魚類専門家グループのメンバーとしてレッドリスト評価を担当。主な著書に「結局、ウナギは食べていいのか問題」(岩波書店)、「日本のウナギ 生態・保全・文化と図鑑」(山と渓谷社 2024年7月出版予定)など。

中央大学法学部 海部研究室ページ https://kaifu-lab.r.chuo-u.ac.jp/wp/

<メッセージ>
このプロジェクトに賛同した一番の理由は、掲げた目標と取り組みの内容、得られた結果が合致しているかどうか、証拠に基づいて判断しようとするエーゼロさんの姿勢です。模索しながら進行するプロジェクトだと認識していますが、まずは田んぼでウナギを育てる取り組みに注目しています。ウナギとお米は、食べ物としての相性が抜群です。そんなお米を育てる水田が、ウナギを含むいろんな生き物の成長の場になったら楽しいですね。

八重洲 鰻はし本(1947年創業)店主 橋本 正平(はしもと・しょうへい)氏
1979年東京生まれ。DJやバックパッカーを経て24歳で家業に入る。2016年に4代目就任し、鹿児島県「泰正養鰻」など各地の養鰻場と取引を始め、2018年にエーゼログループの「森のうなぎ」の取り扱いが始まる。

<メッセージ>
自分は鰻専門店として何が出来るのかは全くわかりませんが、お話を聞いた時にまずこのプロジェクトに関わってる全員が自分と同じ鰻大好きで大切に考えている人しかいないと感じた事が、参加をしたいと思う大きな理由です。まだ誰もやった事がないことで簡単ではないと思いますが長い目で地道に諦めず、意見を交わし学び楽しみながら動いていければと考えています。

あつたや 熱田 安武(あつた・やすたけ)氏
幼少期から、蜂獲りに狩猟、ウナギ漁、山芋掘りといった野遊びに夢中になったまま現在に至る。習性や生態、捕獲技能にのめり込んだ末、いかに次世代に残すかという父の原点に回帰している。現在は岡山県和気町の里山を拠点に、家族五人での暮らしをたてている。

<メッセージ>
幼少期からウナギに魅せられて、気づいたら父と同じように多くの時間をウナギのことに費やしてきました。夢中になって試し、失敗を重ねてウナギや師匠たちに教わってきたことを、ウナギの未来に向けて仲間と共に活かせたらと気持ちを膨らませています。

株式会社ボーダレス・ジャパン 代表取締役社長 田口 一成(たぐち・かずなり)氏
1980年生まれ、福岡県出身。早稲田大学在学中に米国ワシントン大学へビジネス留学。卒業後、㈱ミスミ(現 ミスミグループ本社)を経て、25歳でボーダレス・ジャパンを創業。
社会課題を解決するソーシャルビジネスのパイオニアとして、日経ビジネス「世界を動かす日本人50」、Forbes JAPAN「日本のインパクト・アントレプレナー35」、EY「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパン」に選出。2020年、カンブリア宮殿に出演。
TEDx『人生の価値は何を得るかではなく、何を残すかにある』の再生回数は100万回を超える。著書『9割の社会問題はビジネスで解決できる』はベストセラーに。

<メッセージ>
さすが、エーゼロ!この画期的なウナギの放流プロジェクトにワクワクしています!
そして、持続可能な生態系&食文化を守るのは、私たち一人ひとりの市民です。みんながこの取り組みを、ふるさと納税を通して応援できるよう、ゆくゆくはこのプロジェクトが日本中に広がるよう、「ふるさと納税forGood」としても尽力していきたいと思います!

 株式会社エーゼログループ 代表取締役CEO 牧 大介(まき・だいすけ)
1974年京都府宇治市生まれ。京都大学大学院農学研究科卒業後、民間のシンクタンクを経て2005年に株式会社アミタ持続可能経済研究所の設立に参画。森林・林業、山村に関わる新規事業の企画・プロデュースなどを各地で手掛けてきた。2009年に株式会社西粟倉・森の学校を設立し代表取締役、2015年10月にエーゼロ株式会社を設立し代表取締役に就任。2023年4月には森の学校とエーゼロを合併させ株式会社エーゼログループを発足し、代表取締役CEOに就任。うなぎ食べ継ぐプロジェクト(うなつぐプロジェクト)の発起人。

<メッセージ>
森、田んぼ、水路、川、海が分断されてしまっています。野生のウナギの生息環境を守るということは、この分断を解消して繋ぎ直していくということであり、失った生態系の豊かさを取り戻していくことになる。簡単ではないし、結果が出るまで時間がかかると思います。でも、仲間を増やしながら、もがけるだけもがいてみたい。

◾️運営体制

・運営事務局:株式会社エーゼログループ
自然資本領域、社会関係資本領域、経済資本領域の3つの事業領域を設定し、これらの事業領域間の有機的な連関と循環を醸成し「未来の里山」の実現を目指しています。拠点は岡山県西粟倉村、北海道厚真町、滋賀県高島市、鹿児島県錦江町の4つ。
https://a-zero.group/

・クリエイティブディレクション: EDING:POST
2007年に東京にて設立されたクリエイティブスタジオ。(代表: 加藤智啓)
手がける領域に制限はなく、穀物・青果・衣類などの生活必需品、お酒・花火・入浴剤などの嗜好品、教育・医療・神事に至るまで、業界・業種の垣根を越境し、それぞれの目的に合わせて最適な手段を設計。
事業構築におけるブランディングとデザインを根幹からサポートし、各界のトップランナーと共に、次の世代へ“より良い未来”を残すためのデザイン活動を展開。
グッドデザイン賞BEST100、日本空間デザイン賞 金賞、日本パッケージデザイン大賞 銀賞、iF DESIGN AWARD(ドイツ)など受賞多数。
https://ed-ing-post.com/ 


プレスリリースURL(PR Times):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000026928.html