【プレスリリース】厚真町「ローカルベンチャースクール」キックオフミーティングを開催 —“真の応援とは何か”を問い直し、次の10年へ

〜失敗も成功も一緒に楽しむ、一緒に喜ぶ。応援を「制度」から「文化」へ~

2025年10月15日、北海道厚真町で厚真町役場と関係者が一堂に会し、厚真町で「厚真町LVSキックオフミーティング」を開催しました。

厚真町では、2016年から「ローカルベンチャースクール(LVS)」を開催し、今年度で10回目となります。これまでの10年で厚真町ではLVSを起点として50を超える事業が生まれ、起業家や行政が一体となって挑戦と応援の関係を築きつつあります。

そんな中で行われた今回のキックオフイベントのテーマは「真の応援とは何か」。

町職員やメンター陣、LVS卒業生らが集い、挑戦を支える人・仕組み・想いのあり方を見つめ直しました。

◾️【厚真町ローカルベンチャースクール(LVS)とは】

  • 目的
    厚真町を舞台に「やってみたい」を事業や活動の最初の一歩へつなげる伴走型プログラム。
       
  • 特徴
    • 対話中心のメンタリングで自分のプランに向き合い「なぜやるのか」を深掘り
    • 2泊3日の集中合宿でプランを磨く
    • 町役場・メンター・先輩実践者とつながるネットワーク形成
    • 地域おこし協力隊志望者はローカルベンチャー選考会へ接続
         
  • 対象
    • 厚真町での起業志望者、副業・複業・六次産業化の挑戦者
    • 移住有無は不問で町内外から参加可 ※事業の活動拠点は厚真町を中心とすること
         
  • 参加費
    無料 ※交通・宿泊・食事など実費は自己負担
       
  • 期待できる成果
    • 自分の“想い”に根ざした事業の言語化と具体化
    • 町の制度・人・資源へのアクセス
         
  • 地域おこし協力隊募集への接続
    • 厚真町では、移住・起業支援制度のひとつとして「起業型地域おこし協力隊」等の地域おこし協力隊を募集しています。
      地域おこし協力隊制度活用希望者がローカルベンチャースクールに参加することによって、自らが厚真町でやりたい事業についてのブラッシュアップを行うことができます。それによって、2026年2月に開催される地域おこし協力隊選考会である「ローカルベンチャー審査会」の事前準備となるというステップアップの設計になります。
         
  • 運営
    株式会社エーゼログループ
       
  • 主催
    厚真町
       

※詳細・募集情報は「厚真町チャレンジ応援通信」内のLVS案内ページをご覧ください。

◾️【セッションの様子:問いを掲げ、文化へつなぐ】

厚真町LVSでは、参加者が事業に向き合う姿を応援することを大切にしてきました。
では、その「応援」というのは一体何なのか-厚真町で挑戦するチャレンジャーを応援するとはどういうことなのか?町全体で応援文化を育てるとは?
会の中では、挑戦者を“支援する対象”として見るのではなく、“共に悩み、共に成長する仲間”として向き合う厚真町ならではの応援の哲学が語られました。

  • 「人が人を呼ぶ」土壌を育ててきた10年
    会の前半では、これまでのLVSが地域にもたらした変化が共有されました。厚真町では、挑戦者と応援者が互いに育ち合い、地域の中に新しい関係性が生まれつつあります。
    「厚真の魅力は人にある」との声があがるほど、つながりが地域の原動力となってきました。
    起業や移住のきっかけをつくり、挑戦が当たり前の空気を生み出したLVSの役割を、参加者それぞれが実感しています。
    同時に、応援する立場にある町職員自身もこの取り組みを通じて成長してきました。
    「LVSに育てられた」と語る声もあり、挑戦を支えることが、自分自身の生き方を問い直すきっかけにもなっていることが共有されました。
    また、自然の循環を例に「溜まったものを一度洗い流し、初心に戻ることが必要」という意見も。
    10年の積み重ねを一度“まっさら”にして、あらためて関係を結び直す時期に来ているというメッセージが印象的でした。
      
  • 応援とは自らが“試される”もの
    続く議論では、「応援する」という言葉の本質が掘り下げられました。
    形式や成果を求めすぎると、相手とのすれ違いや不均衡な関係が生まれてしまう。応援とは、ときに自分が試される行為でもある―そんな内省が語られました。
    応援とは“助けること”ではなく、“並んで歩くこと”。
    上下ではなく対等な関係で共に育ち合うということこそが「真の応援」の姿だという意見があがりました。
     
  • 応援の循環が、まちを強くする
    終盤では、「応援の循環」をどう広げていくかが語られました。
    応援する人も、応援されることで力を得る。小さな感謝や声かけが、町全体を温めていく。
    応援は押しつけではなく、自然体の関わりから生まれるという気づきが共有されました。
    また、挑戦がうまくいかなかった人を支える基金づくりや、再挑戦を支える仕組みづくりなど、今後に向けた新たなアイディアも生まれます。挑戦の成功だけでなく、その過程を丸ごと受け止めるーそんな包容力ある地域を目指していくことが確認されました。
      
  • “応援文化”を標準装備に—次の10年の実装
    締めくくりとして共有されたのは、「応援とは何かに答えはない。問い続ける姿勢こそ文化」という合意。北海道胆振東部地震での被災という危機を経ても続けてきた積み重ねを“洗い流し初心に立ち返るリニューアルの必要性も確認されました。
    10年の歩みを経て、厚真町LVSは新たなステージへと向かっています。
    応援や挑戦が特別なことではなく、日常の中に息づく町へ。
    そして、人が人を呼び、幸せの連鎖が広がっていく未来へ。
    厚真LVSの次の10年は、「真の応援とは何か」という問いを胸に、また新たな一歩を踏み出しました。
       

>>参加者の声(要旨)

  • 「厚真に来た理由は“人”。熱意に引かれた」(LVS卒業生)
    自然は全国にあるが、取り組みと人の熱に惹かれて厚真を選んだと回顧。「自分もその輪を広げる役割を担いたい」。
      
  • 「LVSに自分も育てられた」(町職員)
    参加者の“やりたい”が形になる姿に喜びを感じる。入口としてのLVSが、挑戦のきっかけになればと抱負。
      
  • 「厚真の源泉は役場の姿勢」(メンター)
    他に真似できない”土壌”をつくる行政の覚悟を評価。型にはまらない挑戦を後押しする場としてLVSを位置づけ。
      
  • 「応援する側も主役」(町職員)
    “支援する側”から一歩進み、並走しながら共に育つ関係へ。みんなが主役の町を目指すと表明。
      

【メッセージ】

厚真町は、挑戦の成否にとらわれず、失敗も成功も一緒に楽しみ、一緒に喜ぶ。
応援とは何かを、これからも問い続けながら前に進んでいきます。

【今後のLVSスケジュール】

2025年10月15日:キックオフミーティング
厚真町役場、メンター、運営チームが集まり、LVSの運営にあたって「本当の応援とは何か」をテーマに、厚真町と応援のこれからについて議論を行います
2025年12月4日:ローカルベンチャースクール事前研修会(オンライン)
LVSへの参加希望の方、参加検討中の方を対象に、事業計画の作成やプレゼンテーションなどについてオンライン事前研修を行います
2026年1月16日〜18日:ローカルベンチャースクール(合宿形式)
厚真町現地で、2泊3日のローカルベンチャースクールを開催します。町内外から「自らのやりたいこと」を持ち寄り、メンタリングなどを通じて事業に向き合います
2026年2月21日:ローカルベンチャー選考会(起業型地域おこし協力隊選考会)
厚真町起業型地域おこし協力隊採用のための選考会を開催します。ローカルベンチャースクール参加者の参加も可能です。
2025年10月~ 毎月1回(日程未定):IPPOカフェ
厚真町でのチャレンジと応援の芽を育てていくべく、厚真町の挑戦者を囲むカフェ形式での座談会を毎月一回開催します。

【参考URL】

  • 厚真町チャレンジ応援通信:https://atsuma-challenge-ouen.jp/
  • 厚真町ローカルベンチャースクール https://atsuma-challenge-ouen.jp/lvs
  • 北海道厚真町公式サイト:https://www.town.atsuma.lg.jp/office/

プレスリリースURL(PR Times):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000026928.html